ガット張りは「難しくないんだろうな」と思っている人は多いと思います。
ガットなんて、交互に編み込んであるだけですので、縦糸から横糸に移る方法と玉止めの方法を学んでしまえばとても簡単です。
手を動かしてガットを張ってみると、「ガット張りは簡単だ」と実感できます。
ここでは大まかなガット張りの手順を説明します。
ガット張りの簡単な手順
- ラケットをガット張り機にセット
- ガットをショートサイドとロングサイドに分ける
- 縦糸(メイン)を張る
- 横糸を張る
簡単に言えばこんなところです。決して難しくありません。ゴーセン張りは非常にシンプルで、会得しやすい張り方です。アラウンドザワールドは縦糸一本残して横糸を張るのでちょっと難しいですが、道具さえあれば誰でも出来ます。
ちょっと取っ付きにくいのは、縦糸(メイン)から横糸(クロス)への移り方だと思います。
ガット張り機のクランプもなんでフォークみたいになっているのか分かりませんよね。
そもそもなんでクランプが2つなんだ?ってことも不思議だと思います。
縦糸から横糸へ
ガットは真ん中の縦糸から張り始め、16〜20本の縦糸を張ります。ショートサイドとロングサイドに分けて張っていきます。ショートサイドはグリップ側の横糸1/4を張り、ロングサイドはトップ3/4を張ります。
クランプが2つあるのは縦糸を張るとき、真ん中から左右に分かれてはってゆくため、交互に張らないといけないからです。
実際にガット張り機を触ってもらうとすぐに実感できるのですが、言葉ではなかなか解説しづらいですね。
ガット張り機(ストリングマシン)の使い方
ガット張り機がしてくれることは単純です。
ただガットを一定のテンションで引っ張ってくれるだけです。
グロメット(ラケットの穴)にガットを通し、ガット張り機で引っぱり(テンションを掛け)、引っ張った状態で可動式クランパーを使ってクランプします。
ガット張り機のテンションをゼロにして、またガットをグロメットに通して、引っぱり、引っ張った状態でクランプ。
可動式クランパーでガットをクランプした状態で、ガットにテンションを掛けるのがガット張り機です。
単純な機械です。
ガット張りは難しくありません。難しいと思っているのなら勘違いです。上手に張るのは難しいことかもしれませんが、ガットを張る手順はシンプルです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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