アラウンドザワールドATWはやや煩雑な張り方です。正しい張り方は分かりませんが、出来るだけ分かりやすく解説していきます。
アラウンドザワールドはいろいろな張り方があります。自分としては最も簡単じゃないかと思う張り方を紹介します。注意点は1つです。
ゴーセン張りはロングサイドを一本張った後、ショートサイドの横糸(クロス)を直ぐ下の穴から張り進むのでストリングパターンを気にする必要がありません。
アラウンドザワールドはショートサイドの横をトップ側で張った後に、ロングサイドをボトム側(グリップ側)から張るのですが、この時のストリングパターンは横糸が偶数なのか奇数なのかでパターンが変わってきます。
ショートサイドの最初のクロスが何番目のクロス糸なのかに注目して張っていきます。
アラウンドザワールドAWT 18X19 横糸(クロス)が奇数のパターン
アラウンドザワールドの横糸奇数パターンの解説をします。ストリングは12m(ラケット17本分)です。
- ガットを切る前に、ストリングパターンの写真を撮っておきます
- ショートサイドの糸をラケット5本分とし、残りをロングサイドとする
- ショートサイドは最外側の縦糸一本残して、ロングサイトは
- ショートサイドの下から数えて18番目と19番目の横糸(トップ2本)を張り、タイオフする
- 1番下のクロス糸は18番目と逆相になることに注意して、1番下のクロスを張る
- 1番右側のメイン糸を張る
- ロングサイドを上から下へ張り下げてゆく
①ガットを切る前に写真を撮っておく
アラウンドザワールドを始めてやる時は、ストリングのパターンが不安になるので写真を撮っておきましょう。
②ショートサイドはラケット5本分
ショートサイドのクロス糸は2本です。ゴーゼン張りに比べショートサイドは短めになります。
③ショートサイドの最外側の一本だけ残して縦糸(メイン)を張り終える
ショートサイドは一本残しているのでトップ側から、ロングサイドの縦糸はすべて張り終えた状態なので、ボトム側に糸がが出ている状態になります。
④ショートサイドの下から数えて18番目と19番目の横糸(トップ2本)を張る
例のHead Radical MPの場合はメインの糸の直ぐ下の穴から入れて、トップ側の上2本を張り上がります。
⑤1番下の横糸はトップの19番目と同相になる
Head Radical MPは18X19のパターンなので、一番上の横糸の19番目の糸と1番目の糸は同相パターンになります。簡単ですよね。
⑥番右側の縦糸(メイン)を張る
⑦ロングサイドを上から下へ張り下げてゆく
あとは丁寧に張り進むだけです。
理由はよくわかりませんが、横糸を張り始めたあたりにスイートスポットができます。
アラウンドザワールドはスイートスポットがトップ側になります。サーブを高い位置で打てるので、サーブが速くなるらしいです。
周囲の上手な人の感想ではアラウンド・ザ・ワールドのほうが打球感がいいそうです。
初心者は詰まり気味に(体の近くで)ボールを打つので、ゴーセン張りのほうがいいかもしれません。
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