BURN 95 CV 16X20パターンの場合
アラウンドザワールドATWはやや煩雑な張り方です。正しい張り方は分かりませんが、自分がやっている方法を出来るだけ分かりやすく解説していきます。
アラウンドザワールドはいろいろな張り方があるようです。最もシンプルな張り方を紹介します。注意点は1つです。
ゴーセン張りはロングサイドを一本張った後、ショートサイドの横糸(クロス)を直ぐの穴から張り進むのでストリングパターンを逆にすればいいだけです。
アラウンドザワールドはショートサイドの横をトップ側で張った後に、ロングサイドをボトム側(グリップ側)から張るのですが、この時のストリングパターンは横糸が偶数なのか奇数なのかでパターンが変わってきます。
ショートサイドの最初のクロスが何番目のクロス糸なのかに注目して張っていきます。
アラウンドザワールドAWT 16X20 横糸(クロス)が偶数のパターン
アラウンドザワールドの横糸奇数パターンの解説をします。ストリングは12m(ラケット17本分)です。
- ガットを切る前に、ストリングパターンの写真を撮っておきます
- ショートサイドの糸をラケット5本分とし、残りをロングサイドとする
- ショートサイドは最外側の縦糸一本残して、ロングサイドは張り切ります
- ショートサイドは1番上の横糸を張り、タイオフする
- 1番下の横糸は19番目と逆相になることに注意して、1番下の横糸を張る
- 最後の縦糸をはり、上から2番目の横糸を張る
- ロングサイドを上から下へ張り下げてゆく
①ガットを切る前に写真を撮っておく
アラウンドザワールドを始めてやる時は、ストリングのパターンが不安になるので写真を撮っておきましょう。
②ショートサイドはラケット5本分
ショートサイドのクロス糸は2本です。ゴーゼン張りに比べショートサイドは短めになります。ショートサイドの長さはラケットのパターンによって異なりますが5本分とっておけば大丈夫です。
③ショートサイドの最外側の一本だけ残して縦糸(メイン)を張り終える
ショートサイドは一本残しているのでトップ側から、ロングサイドの縦糸はすべて張り終えた状態なので、ボトム側に糸がが出ている状態になります。
④ショートサイドの1番上を一本張る
BURN95 の場合、1番トップの横糸を張ります。
ここでショートサイドはタイオフしてもいいが、ロングサイドをこの時点でスターティングクランプで固定すると縦糸の最左側のテンションが下がってしまう。
⑤1番グリップ側の横糸はトップから数えて19番目になるので逆相になる。縦糸との絡みが逆になるように1番下の横糸を張る
wilson BURN95 CVは16X20のパターンなので、1番上の横糸と1番下の横糸は逆相になります。横糸は20本で偶数。1番上と1番下(20番目)は逆相です。
逆相とは編み込み方が逆という意味です。例えば、隣り合う横糸は逆相になります。
横糸が奇数番と偶数番では逆相になります。偶数番同士は同じ相になります。
⑥番右側の縦糸(メイン)を張る
相が間違っていないことを確認できたら、ショートサイドはタイオフしておきます。
⑦ロングサイドを上から下へ張り下げてゆく
あとは丁寧に張り進むだけです。
あとは張り下げてゆくだけ
ロングサイド張り終わり
アラウンドザワールドの1番のポイントはロングサイドの1番下の横糸です。このパターンさえ間違えなければ大丈夫です。
ガットを張った状態で写真を撮っておくと、わからなくなったとき参考にできます。ロングサイトのトップ一本目のクロスとボトム一本目のクロスの通し方の写真は重要!
アラウンドザワールドはスイートスポットがトップ側になります。高い位置でサーブを打つ方はアラウンドザワールドの打ち味を試してみてほしいです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
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