縦糸の張り始めを緩まないようにするのは少しコツが要ります。
スターティングクランプがあると張り始めでストリングが滑ることがありません。ここではスターティングクランプがあることを前提に張り始めについて記載しておきます。
ゴーセン張りであればショートサイドはラケット6.5本分です。わたしの場合、右をショートサイドにすることが多いです。
はじめの張り方の大まかな手順です。
- 2本を同時に引っ張る
- 右側をスターディングクランプで仮止め
- 左側の本張りを2本
- 右の本張りを2本
- 交互に張り進める
2本同時に引っぱり仮止めします
まず真ん中2本分をグロメットを通します。そして2本をまとめて引っ張ります。仮の引っぱりです。
テンションをかけたまま、右側のトップにスターティンクブランプをはさみます。右のストリングのグリップ側に可動式のクランプをします。スターティングクラプとと可動式クランプ2カ所クランプすることになります。はじめはずれやすいので2カ所で留めます。スターティングクランプがない場合は可動式クランプを右のガットのトップ側とグリップ側でクランプします。
右側のストリングを上下で2カ所クランプしたら、2本のストリングのテンションを緩め、左側のストリングを本張りしていきます。
左側の本張り
左側のストリングから本張りします。左のストリングにテンションをかけ、左のトップ側のストリングをクランプします。右のクランプが滑っていないことを確認します。テンションを緩める時は必ず可動式クランプでクランプした後です。
左側をもう一本張ります
右側の可動式クランプを少し中心側でクランプしておかないと、ひだりの2本目の本張りのときに干渉してしまい、うまく張れません。
右の本張り開始
左側を2本張った後に、右側のストリングの本張りを開始します。右側のストリングにテンションをかけた後、仮止めしていたスターティングクランプと右のグリップ側のクランプを外します。テンションが掛かっている状態で、トップ側をクランプします。
右をもう一本張ります。
後は交互に左右の縦糸を張ります。交互に張らないとラケットが変形します。
他にもやり方があるかもしれませんが、1つの例として参考にしてください。
慣れれば大したことではありませんが、はじめのころは悩みましたので記載しておきます。
[…] 最初の縦糸の張り方は「縦糸メインの張りはじめ方の手順」を参考にしてください […]
[…] 最初の縦糸の張り方は「縦糸メインの張りはじめ方の手順」を参考にしてください […]
[…] 張り始めは意外にテンションが緩みやすいのです。スターティングクランプがあると簡単ですが、ない場合の方法を紹介します。基本的にはスターティングクランプがある場合も、ない場合も手順はほとんど変わりません。スターティングクランプがあるときの縦糸(メイン)の張り始め方最初に可動式クランプの把持圧をセッティングをします。張り始めは滑りやすいので、少し把持圧を高めにするとうまくいきます。クランプの把持の調節はとても重要です。クランプして、ちょっとガットにクランプの跡が着くぐらいがちょうどいいです。潰れ過ぎや跡が全く着かないのはダメです。 […]