トップダウンとボトムアップの比較
ガットを張るパターンには大きく分けてグリップ側からトップに張り上げるパターンとトップからグリップ側に張り下げるパターンがあります。
張り上げるパターンをボトムアップ、張り下げるパターンをトップダウンといいます。
ゴーセン張りは張り上げてゆくパターンの代表で、アラウンドザワールドは張り下げる代表です。
ガット張りは縦糸から張り始め、次に横糸を張ります。この横糸(クロス)を張ってゆく方向によってラケットの変形具合が変わってきます。
グリップ側からトップに張り上げてゆけば、グリップ側のフレームがはじめに細くなります。トップ側から張り下げる場合はトップ側が細くなります。
クロスのガットは後に張る方がテンションが高く維持されます。そのため、最初に張る部分の打球感が柔らかくなります。弾きに関しては、人それぞれ意見が分かれます。スピンに関しては、はじめに張った横糸の部分の方がスピンがかかります。
わたし的な印象ですが、はじめに張った方が打ち味が良くなります。グリップ側から張ればスイートスポットはややグリップよりになり、トップ側から張り下げてゆく場合はスイートスポットがトップよりになる気がします。
ラケットに優しいのはトップダウン
よくわからないのですが、トップからグリップ側に張り下げてゆく方がラケットには優しいようです。理由はよく分かりません。グリップ側から張り上げたからといってラケットが壊れることはありませんのでご心配なく。
サービスが得意な人はアラウンドザワールドで張ってみると、気持ちよくサーブが打て、張り方の違いを感じれるかもしれません。
打点がグリップよりなら、ボトムアップの張り方を選択した方がスピンがよくかかり,打球感はいいと思います。
変形しやすそうな形のラケット(ヨネックス)や素材が軟らかそうなラケットはアラウンドザワールドで張る方がいいのかもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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