簡単な一本張りの一種のボトムアップ張りを紹介します。
ボトムアップ張りはゴーセン張りに近いです。
ショートサイドのクロス糸(横糸)を2本だけボトム側に張ります。残りのクロス糸をロングサイドで張ります。
1番最後のメイン糸(縦糸)のグロメットの穴よりも下のクロス糸をショートサイドで張ります。
打球感が柔らかい部分がゴーセン張りよりも、ボトム側にきます。ラケットのグリップ側で打つような方向けの張り方だと思います。
横糸ははじめに張る方が後に張る横糸よりも、緩くなります。緩ければ、柔らかく感じ、スピンが掛かりやすいです。
先に張る横糸の部分が緩くなることはガットを張るときに知っておいてください。
打点が近過ぎると感じているような人は、ボトムアップ張りは向いているかもしれません。
自分の打ち方の癖を知っておくと、ガット張りはもっと楽しくなります。
ボトムアップ張りの手順
- ガットの長さは12m。ショートサイドをラケット5本分とする
- 縦糸(メイン)を張る
- ショートサイドを2本張り下ろし、タイオフ
- ロングサイドを張り上げ(ボトムアップ)タイオフ
①ガットの長さは12m。ショートサイドはラケット5本分
この張り方はショートサイドのクロス糸は2本しか張りません。アラウンドザワールド同様短めでいいです。
②縦糸(メイン)を張ります
縦糸終了
ロングサイドはスターティングクランプではさんでおきます。
ロングサイドを一本先に張る
この時点でロングサイドの横糸を張ってもいいです。
この方がロングサイドのメイン糸の緩みが少ないかもしれません。
③ショートサイドは2本張り下げる。
ショートサイド一本目終了
ショートサイド2本目終了
ショートサイドをタイオフ
④ロングサイドを張り上げる(ボトムアップ)
ボトムアップしていきます
あとはトップ側に向かって張り上げる(ボトムアップ)していくだけです。
グリップ側をボトムと言います。ボトムからトップに張り上げてゆくのでボトムアップ張りと言います。
コメントを残す