スターティングクランプがなくても工夫次第で張れちゃいます

張り始めは意外にテンションが緩みやすいのです。スターティングクランプがあると簡単ですが、ない場合の方法を紹介します。
基本的にはスターティングクランプがある場合も、ない場合も手順はほとんど変わりません。
最初に可動式クランプの把持圧をセッティングをします。張り始めは滑りやすいので、少し把持圧を高めにするとうまくいきます。クランプの把持の調節はとても重要です。
クランプして、ちょっとガットにクランプの跡が着くぐらいがちょうどいいです。潰れ過ぎや跡が全く着かないのはダメです。

はじめ方

左のメインから張り進めて行くことが前提の説明です。

2本同時に引き、左側の可動式クランプで、右側のガットのトップ側をクランプし、右側の可動式クランプを用いてグリップ側をクランプします。違うのはここだけです。

下の可動式クランプは、クランプ一個分空けてクランプします。

右側のグリップ側のクランプはクランプ一個分開けておきます。
重要なのは右側のグリップ側の可動式クランプがしっかりガットをクランプしていることです。
テンションを緩めると右側のガットだけ緩くテンションがかかった状態になります。おそらく、クランプが下に下がると思います。
2か所クランプしないと、左のメイン一本目を本張りするとき、滑ります。また一か所だけではグリップ側のクランプの高さが安定しません。
右のグリップ側だけクランプするだけでもよさそうですが、うまく張れませんので必ず、2か所クランプしましょう。

左側の本張り

次に、左側のストリングから本バリを始めます。ここからはスターティングクランプがある場合と同じです。
左のストリングに本テンションをかけ、右ストリングのグリップ側が滑っていないことを確かめます。左側の可動式クランプを外し、左側のストリングをクランプします。
当然右側のストリングはグリップ側のストリングよりトップはテンションがかかっていない状態になります。
左側2本張ってから、右を張ります。あとは交互に張りすすめてゆくだけです。
かなり短い記事ですが、ここまで読んで頂きありがとうございます。
一本張りもできるようになるし、張りはじめも安定するのでスターディングクランプは早めに手に入れたいです。

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